腹水 症状 原因 治療

腹水の症状と原因、治療について

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腹水とは腹部に溜まる水分のことです。
お腹の中は腹膜という大きな膜があって、その中に食べ物を消化するときに必要な胃や膵臓や大腸などが入っています。
これらの臓器以外は腹水といわれる液体で満たされており、肝硬変などを合併しないかぎり一定量が維持されます。
よく見られる症状として、腹部に水分が溜まることで、横隔膜が圧迫される症状が出現します。
横隔膜の圧迫は肺の動きに影響を与えるため、呼吸がしづらくなります。
対処法としては、腹部が横隔膜を圧迫しないように、横になるよりも上体を起こして座っておくほうが呼吸が楽になり効果的です。
また消化器にも食欲低下の症状が出現します。
これは腹部が水分により圧迫されるため、機能が低下するのです。
水分が溜まる原因は肝硬変などの原因疾患からきているので、そちらの治療が重要になります。
精神的な症状も見逃せません。
腹水が溜まることで、腹部は非常に大きくなります。
その見た目を気にかけて精神疾患を発症する場合もあり、メンタルケアが必要になる場合があります。

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腹水の原因は様々です。
腹膜炎のような炎症性の疾患では、お腹の中で炎症が起こる際に出る浸出液が、腹膜の中に溜まります。
肝硬変やネフローゼ症候群では、アルブミンの減少や門脈の中に血液が溜まることで、腹膜の中の水分が増加します。
アルブミンは血液の浸透圧に大きく関与しており、アルブミンの減少は血管外への水分の漏出につながり、腹部への水分が増加します。
門脈とは肝臓につながる大きな血管で、肝臓が硬くなるとここに血液が溜まります。
溜まった血液は水分を中心に血管の外に出てしまい腹水になるのです。
腹水の治療としては、原因疾患の治療が可能な場合にはそれを第一に行います。
しかし、進行した肝硬変などの治療は原則移植しかなく、そのような場合には腹部の水分を取り除く腹腔穿刺が選択されることが多いです。
この治療法は腹部に直接針を刺して、溜まっている液体をカテーテルで吸い出す治療法です。
これにより一時的に腹部の膨満は解決します。

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