腹水 溜まる 理由

腹水が溜まる理由について

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人間のお腹は腹膜という大きな膜の中に胃や肝臓、大腸に小腸などが収められています。
この腹膜の臓器以外の所は腹水という液体で満たされており、通常は一定量で維持されます。
しかし肝硬変などの疾患が悪化してしまうと腹水が溜まる症状が出現し、膨満した腹部により日常生活にも影響が出始めます。
腹水が溜まる理由は様々です。
理由の筆頭に上げられるのは、アルブミンの減少です。
アルブミンとは人間の血液の中にあり、栄養素を運搬している非常に重要なタンパク質です。
このアルブミンには、血液中の水分を引き付ける働きがあります。
この働きによって、人間の血液は血管の外に出にくくなっているのです。
肝硬変が進行し、肝機能が低下してしまうと、このアルブミンが減少することで血液中の水分が血管の中に留まることが出来なくなってしまいます。
この結果、血液中の水分は徐々に血管の外に染み出て行くことになり、結果として腹膜の中に水分が溜まるのです。

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腹膜の中に水分が溜まってしまう理由は他にもあります。
肝硬変の場合、肝臓に血液を送っている大きな静脈である門脈が、大きく膨らんでしまいます。
これは肝硬変により肝臓が硬くなることで、十分に血液が肝臓を通過できなくなるからです。
この行き場のなくなった血液が門脈の中に溜まることによって、門脈の内圧が上昇し中の水分が血管の外に出てしまうことがあります。
肝硬変が進行した場合によくみられる症状です。
腎機能の低下でも、腹水は増加します。
腎臓の機能が低下した場合、尿を腎臓で作れないことになります。
腎臓では尿の中に老廃物や塩分をいれて排出しています。
過剰な老廃物や塩分は体内の浸透圧などに大きく影響するからです。
尿が腎臓で必要な量以下しか作れなくなった場合、この老廃物や塩分が血液中に蓄積することになります。
これらは、血管の中に水を引き付ける作用があるため、血管の中の水分は増加します。
加えて尿が必要な量を作れないことにより、血液の量が増えてしまいます。
結果として、血管より水分が漏れ出ることで腹水は増加します。

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