腹水 症状 痛み

肝硬変の症状として痛みや腹水がある場合について

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肝硬変を発症し疾患が進行すると、やがて複数の症状が出現する非代償期という時期になります。
この時期には痛みや腹水などの症状が見られるようになり、それぞれに対して治療が必要になる時期です。
肝硬変は消化器系の疾患で、本来痛みを簡単には感じにくいようになっています。
これは消化器系の疼痛の感じ方が皮膚などと比べると非常に曖昧だからです。
そのため、痛みを感じ始めた場合には疾患が非常に進行していることを意味しています。
痛みの出方は肝臓がある右の上側腹部に疼痛を感じることが多いです。
また肩に痛みを感じる場合があります。
これも肝臓からのもので、関連痛と言います。
関連痛とは、消化器のように疼痛を感知する神経が曖昧な場合におこることが多く、本来疼痛を感じるはずのない肩の感覚神経が、誤って疼痛があると判断してしまうためにおこる現象です。
この痛みは肩には原因はないので、仮に鎮痛剤を内服しても改善はありません。
原因疾患の治療が重要になります。

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腹水が出現するようになると肝硬変はかなり進行していることになります。
腹水はアルブミンの減少や門脈圧の上昇でおこる症状で、腹部膨満や便秘などの症状を合併します。
腹水が溜まりすぎてしまうと、時に呼吸困難になることもあり、注意が必要な症状です。
アルブミンの減少は、血液が水分を引き付ける力を弱めてしまいます。
結果として血管の水分が血管の外に漏れ出て行きやすくなります。
漏れ出た水分は腹水となって腹部に溜まってしまいます。
肝硬変になると門脈という静脈に血液が溜まってしまいます。
行き場のなくなった血液はそのうち血管の外に染み出してしまい、やはり腹部に溜まってしまいます。
腹水の治療は、薬物療法によるアルブミンの補充や食事療法による栄養状態の改善が重要です。
特にアルブミン製剤を使ったアルブミン補充療法は、原因への直接的なアプローチで効果があります。
アルブミン製剤は内服による摂取が基本ですが、場合によっては静脈注射でも実施できます。

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