腹水 症状 婦人科

腹水の症状と、腹水がみられやすい婦人科系の病気について

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腹水とは、お腹の臓器と臓器の間にある腹腔に、通常時よりも水がたまった状態をいいます。
通常時の水量は多くても50ml程度です。
病気や栄養不足により水がたまり、1l以上になると、見た目にもお腹が膨らみます。
そして、ベルトがきつくなった、お腹が張る、食欲がわかない、苦しいなどの症状が出てきます。
原因は、血液中のアルブミンというたんぱく質の低下、炎症などによる血液から染み出る水分の増加などがあります。
腹水がみられやすい婦人科系の病気は卵巣がんです。
がんの進行期の症状の1つで、これをきっかけにしてがんを発見することもあります。
卵巣がんで腹水がたまるのは、がん細胞が卵巣から腹腔内に入り込み、種をばらまいたように転移することが多く、その結果、腹腔の機能が下がって水がたまりやすいと考えられています。
一般的ながんでは、水がたまると末期であることが多いのですが、卵巣がんの場合そうともいえず、5年生存率80%程度というケースもあります。

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卵巣がんの中でも腹水がたまりやすいのは、進行の早い漿液性腺がんと、移行上皮がんです。
漿液性腺がんは見つかったころには進行していることが多いため、ウエストがきつくなったなど少しでも気になることがあれば、すぐに婦人科を受診するようにしましょう。
腹水の治療の基本は、原因疾患の治療です。
卵巣がんの治療方法は、早期であれば手術で腫瘍を完全に取り除きます。
この時、卵巣はもちろんですが、卵管、子宮、大網(胃から腸までつながる大きな脂肪組織)を取り除くケースがほとんどです。
これらは転移の危険が極めて高い部位だからです。
しかし、若い女性や妊娠を希望する女性は、腫瘍部位だけを取り除くこともあります。
進行している場合は、抗がん剤による化学療法が重要です。
手術できる場合も術後に抗がん剤を使用し、根治を目指します。
また、抗がん剤で腫瘍を小さくしてから手術する場合もあります。
手術ができない場合でも、卵巣がんは抗がん剤の効果が高いので、積極的に使用します。
卵巣は沈黙の臓器といわれ、症状が出にくく、出たころにはがんが進行していることが多いです。
婦人科は行きにくい、敷居が高いなどと思わず、皮膚科や歯科と同じ感覚で受診してください。

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