肝硬変 腹水 寿命

肝硬変による腹水と寿命について

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肝硬変とは、肝炎ウイルスやアルコールの過飲によって肝臓がダメージをうけて、硬化してしまった状態を指す言葉です。
肝臓は非常に症状の出にくい臓器と言われています。
それは肝臓の再生能力が非常に高いためで、逆に言えば、肝臓から症状が見られた場合には、疾患がかなり進行していることを意味します。
肝硬変の症状としては腹水や黄疸、肝性脳症、掻痒感、全身倦怠感などがあります。
肝臓は他の臓器と比べても人体の中で担う役割が多様な分、症状も多様になってきます。
検査は血液検査や画像検査で肝臓の状態を間接的に判断します。
判断が出来ない場合には多少危険が伴いますが肝生検を行います。
肝生検とは肝臓の細胞を針を刺し直接採取する検査です。
肝臓や周囲の臓器に大きなダメージが出る可能性もあるので、大事をとって入院して行う比較的大がかりな検査です。
この検査によって肝臓の実質を生化学的に検査できるため、肝硬変の進行程度などがよくわかります。

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肝硬変は進行状況によって二つのステージに分類できます。
代償期と非代償期です。
代償期とは、肝機能が働いており症状が現れにくい時期です。
この時期には腹水は見られません。
この時期の寿命は5年生存率で八割以上と高くなっています。
非代償期とは、肝機能の低下が進み、症状が見られる時期です。
腹水もこの時期になると見られるようになります。
この時期は寿命が5年生存率で五割程度です。
歴史的にはこれは非常に高い値で、以前の医療の世界では、肝硬変は肝がんが合併する寿命の短い疾患でした。
近年の薬物療法の進歩によって癌化が抑制できるようになり、肝がんを合併して亡くなる人は減少しています。
非代償期になった場合、治療の中心は薬物療法になります。
この薬物療法で黄疸とそれに伴う掻痒感以外は、対症療法が可能です。
とくに重要なものが肝性昏睡で、昏睡状態は死に至る可能性が高いため十分な予防が必要になります。
体内のアンモニアを減少させる薬を内服することで予防が可能になります。

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