肝硬変 腹水 病院

肝硬変からの腹水と病院での治療について

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肝硬変とは様々な原因で肝臓が炎症をおこし線維化した結果、肝臓の機能が著しく低下した状態のことをいいます。
何か原因疾患があってすぐに発症するものではなく、原因疾患により時間をかけて肝臓が少しずつ硬くなっていくのが肝硬変です。
この疾患では、肝臓の機能が低下するほどに肝臓は硬くなっていきます。
肝機能の低下はアルブミンの減少や門脈圧の上昇につながります。
アルブミンは本来、肝臓で作られますが、肝機能の低下でそれができなくなります。
門脈とは肝臓に流れ込む静脈のことですが、肝臓が硬くなると血液が肝臓に流れ込みづらくなるため門脈に血液が溜まり、門脈圧が上昇します。
アルブミンの減少や門脈圧の上昇は、腹水を増加させます。
アルブミンは血液の中に水分を保持する働きがありますが、その機能がアルブミンの減少で低下し、血管の外に水分が出てしまい腹水となります。
門脈圧が上昇した場合も同様に、血管から水分が出てしまいます。

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肝硬変により腹水が見られる場合は、病院での詳しい検査が必要です。
肝臓は消化器ですから、病院は消化器内科を選択します。
一般に内科を掲げている病院は、どこも消化器内科があると思ってほぼ間違いありません。
そうでない場合には呼吸器内科とか循環器内科と、内科の前に専門分野を表記しています。
検査は、腹水検査といって実際に腹部に溜まった水分を採取して調べます。
これによって原因が特定され治療が開始されます。
治療は、肝硬変の原因となっている疾患の治療が中心になります。
薬物療法と食事療法が基本になり、薬物療法では肝機能の程度にあわせて、合併症の予防を考慮した薬が処方されます。
食事療法では、以前は大量のエネルギーやたんぱく質を摂取することが大切と考えられていましたが、近年ではバランスの良い食事と塩分の制限が原則となっています。
肝硬変が進行し、治療により腹水が改善しない場合には腹腔穿刺を行います。
これは、腹部に直接、針を刺して腹水を抜き取る治療方法です。

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