腹膜播種 腹水 余命

腹膜播種で腹水がたまった場合の余命

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腹膜播種(ふくまくはしゅ)とは、悪性腫瘍細胞(ガン)が発生した臓器から、ほかの臓器へと転移する様式のなかのひとつとなります。
胃ガンであれば胃、膵臓ガンであれば膵臓というように、もともと臓器の中で発生したガン細胞が増殖を続け、発生した臓器から腹膜に漏れ出した後に、腹膜に覆われた腹腔内に広がり、離れた別の臓器でガン細胞が増殖し続けるという状態が、腹膜播種となります。
 そもそも播種とは、作物の種をまくという意味であり、それから転じて医学的には、ガン細胞などが種をまいたように散らばり、体全体に広がったり、ほかの臓器へ転移したりすることをいいます。
ガンが末期状態のステージ4になることが、腹膜播種の原因となります。
つまり、末期になるとガン細胞が他の部位へも転移するほど、増殖状態であるために、腹膜播種を発症するということです。
 腹水は、健康な人でもあるものなのですが、ガンが進行するにしたがって腹水は増加していきます。
そして、腹膜浮腫によって腹水が増えてしまうのは、癌性炎症が原因となります。
腹水がたまるようになるということは、何も処置を施さない場合には、余命が限られた状態となります。

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 腹膜播種の治療で重要なことは、早期発見となります。
早期発見することができれば、外科的な治療法、つまり手術によって、治すことが可能となります。
しかし、腹膜播種が進行している場合には、手術自体が不可能であり、命のタイムリミット、余命を伸ばすことはできません。
あらかじめ腹腔鏡検査を行った時点で、腫瘍が取り切れないと判断された場合には、100%余命を伸ばすことは不可能と判断されて、手術は行いません。
開腹手術は、患者さんに苦痛を与えるだけだからです。
 最初にガンが発症した臓器を切除したとしても、腹腔内にばらまかれたガン細胞を、確実に取りきることはできません。
臓器の切除手術が行われなかったということは、つまり、完治することは不可能だということです。
この場合標準的な治療法として、抗がん剤を投与する緩和治療が施されるようになります。
現在では新しい抗がん剤治療が行なわれるようになり、半年の余命と宣告された患者さんが、1年生きられるようになりました。

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