膵臓癌 腹水

膵臓癌と腹水について

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膵臓は細長く、みぞおちの奥で胃の裏側あたりに位置していて、血流、神経分布が豊富な臓器です。
膵臓は、食べ物を消化するアミラーゼなどを含んだ膵液を分泌する外分泌機能と、血糖値の調節に必要なインスリンなどのホルモンを分泌する内分泌機能を持っています。
膵臓癌は膵臓から発生した上皮細胞由来の悪性腫瘍が殆どで、膵癌とも呼ばれます。
消化器の癌の中でも早期発見が非常に困難な上に進行が早く、難治癌の代表といわれています。
患者比率は男性がやや多く、50歳代からその発生頻度は増加します。
膵臓癌には特異的な症状がなく早期の場合は殆ど無症状で、膵臓癌と診断された時には大半がかなり進行しています。
この病気が進行すると持続的な腹痛や頑固な背中痛が生じます。
また、下痢、腹痛、体重減少なども生じます。
更に内分泌機能も障害されると、口渇、多飲、多尿などの糖尿病の症状が現れるようになります。

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膵臓癌が進行すると、腹水がたまったり消化管出血がみられることがあります。
内臓は腹膜といわれる膜で覆われ、内側には腹腔という隙間があります。
そこには通常、少量の水があるのですが、癌になると腹膜が炎症を起こし血管から水分や血液成分がしみ出してしまい、腹腔内に腹水としてたまっていきます。
何リットルもたまると臓器を圧迫して食欲不振や機能低下を招きます。
更に、お腹がぽっこりと膨れ横隔膜を押し上げ肺や心臓を圧迫するため、息切れなどの症状が現れてきます。
少量の腹水の場合は利尿薬により水分を体の外へ出し、不足した成分を点滴により補います。
大量の場合は、お腹に針を刺し水分を吸引除去します。
ただし、大量に水分を抜いてしまうと腹水内にある必要な成分も一緒に捨ててしまうことになるので、ますます症状が悪化する可能性があります
それを防ぐために、取り出した腹水を特殊なフィルターでろ過し必要な成分を濃縮して静脈内に戻す、腹水ろ過濃縮再静注法という治療方法を行う場合もあります。

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