腹水穿刺 副作用

腹水穿刺に伴う副作用について

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現代の日本人のうち2人に1人の割合で発症する病気として、ガンが挙げられます。
さらにその15%の患者には「腹水」という症状が見られます。
人間の腹部は大きな空洞になっており、そこに沢山の臓器が収められています。
この臓器たちが互いの動きを邪魔しないように、健康な人にも20〜50mlの腹水は溜まっているのです。
腹水とはすなわち体液の一種であり、正確には血液から滲み出た成分です。
これが異常に溜まってしまうと、腹腔内の臓器たちは圧迫されてしまい、食欲がなくなったり息苦しくなったりします。
このような症状を呈する原因となるのは、ガンの他にも肝硬変や腹膜炎があります。
では、そんな腹水を取り除いて元気になるにはどのようにしたら良いのでしょうか。
まず第一に重要なことは、原因となっている病気自体を治すことです。
病気が治れば腹水は自然になくなります。

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しかし、ガンを完治させるのは至難の業です。
そこで、その場限りでも苦しみを消す方法として「腹水穿刺」があります。
これは腹腔に針を刺し込んで体内から直接腹水を抜くという手法です。
腹水穿刺を行うと、確かに腹水の量が減って患者は多少楽になりますが、一度にあまり抜けば良いというものではありません。
腹水穿刺という治療法には、いくつかの副作用があります。
まずはショック症状です。
血液中の成分までも抜いてしまうこの方法を用いると、体は末梢血管まで一気に血液を流そうとしてしまうため、全身の血圧が下がります。
そうなると脳への血流が不足して命に関わることもあります。
次に考えられる副作用は、感染です。
腹水穿刺に用いる針は通常の静脈注射に用いられるものよりも太いので、感染の確率が高くなります。
最後の副作用は腸管を傷つけてしまうことです。
漏れ出してしまった消化液によって、腹膜炎が起きるリスクが上がります。
ですから、副作用があることを知った上で腹水穿刺を受けましょう。

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