腹水 抜く リスク

腹水の原因や症状、腹水を抜くリスクについて

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腹水は、腹腔(臓器と臓器の間)に入っている水が通常より多くたまることをさします。
通常の水量は30mL〜50mLです。
これがたまる病気は、肝臓の疾患が最も多く、ネフローゼ症候群、腹膜疾患、右心不全の方もなりやすい傾向があります。
ひどくなると、お腹がぽっこりと膨らみますので、見た目でわかります。
また、お腹の張りを感じたり、息苦しさを感じることもあります。
たまる原因には、血液中のアルブミンというたんぱく質が少ないことによるもの、腹水をつくる量が多いことによるもの、流れが妨げられることによるものがあります。
原因を解明し、これらの原因となる疾患を治療することで症状も改善されます。
しかし、疾患が治らない場合は腹水に対しての治療を行います。
主な治療方法は、安静、食事療法、利尿薬による治療、アルブミンの投与です。
食事療法は水分制限や塩分制限を行います。
利尿薬は尿を出すことにより体の水分量を減らします。
アルブミンの投与は不足したアルブミンを補うために行います。

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上記の治療法を行っても効果が見られない場合、水を物理的に抜く場合があります。
腹水穿刺というお腹に針を刺して水を抜く方法です。
しかし、リスクがあります。
お腹に針を刺すという方法なので、痛みもありますし、出血、感染の危険もあります。
麻酔をしますので、痛みは少ないかもしれませんが、それでもリスクがあることには変わりません。
出血については、肝硬変の方は止血機能が低下しているため、肝臓が正常な方よりリスクが高いといえます。
また、急激に水を抜くと体の水分バランスが崩れ、心臓に負担をかけたり、アルブミンなどのたんぱく質も共に抜くので栄養状態が悪化することもあります。
これらのリスクを減らすため、最近はCARTという新しい治療法も出てきました。
これは、いったん抜いた腹水をろ過して細菌やがん細胞などを取り除き、アルブミンなどを残して濃縮し、再び腹腔に戻します。
アルブミンなど必要なものは体に戻せるので栄養状態悪化のリスクはありません。
腹水を抜くリスクは多いですが、抜くことで苦しさが軽減することも確かです。
また、最近は新しい治療法もあります。
医師とよく相談し、自分がベストだと思う治療方法を選択しましょう。

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