腹水 抜く 方法

腹水を抜く方法について

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腹部には人間が生きて行く中で非常に重要な消化器などが沢山入っています。
これらの臓器は、腹部の腹膜という大きな袋のような膜に覆われて、さらに皮下脂肪にも包まれ体外からの衝撃から守られています。
腹水とはこの腹膜の中に溜まる水分のことで、正常な人の場合一定に保たれます。
しかし肝硬変などの非炎症性疾患や腹膜炎などの炎症性疾患によって、腹水が増えてしまうことがあります。
患者によっては何リットルと腹水が溜まってしまい、腹部がパンパンになってしまうこともあるのです。
腹部への水分貯留の原因は、アルブミンの減少や門脈圧の上昇、尿量の増加などです。
アルブミンの減少は血管からの水分の漏出を意味します。
門脈とは肝臓につながる太い静脈のことで、肝硬変などが進行すると血液がこの門脈という血管に溜まります。
この結果門脈の内圧が上昇し、血液が血管外へ漏出します。
尿量が減少するということは、血液の量が増えるということです。
これにより行き場を失った血液中の水分が腹部へと出てしまいます。

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腹水が腹部に大量に貯留してしまった場合、横隔膜が圧迫されるため、呼吸が苦しくなります。
肺が横隔膜の圧迫で膨らみにくくなるのです。
これは物理的な現象なので、腹部の水分を抜く方法で解決できます。
腹部の水分を抜く方法で、一番頻度が高い治療方法が腹腔穿刺です。
腹腔穿刺とは、腹部にカテーテルを刺し入れて直接腹水を抜く治療方法です。
水分が抜けきってしまえば、横隔膜の圧迫は消え、呼吸困難はすぐに解消します。
また食欲が回復することもあります。
これは、腹部が大量の水分で圧迫されることにより、消化器の機能が低下しがちだからです。
腹部に穿刺針を刺すときは、局所麻酔をするため痛みはありません。
ただあまり動いてしまうと針がずれる場合があるため腹腔穿刺時は、安静が必要です。
また、腹水は、一気に体から抜けてしまうと、血圧低下やショックを起こすことがあります。
ショックは死にもつながるリスクがある症状ですから、水分が急激に出ていかないように患者も医療者も注意が必要になります。

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